アウトドアジジ

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パナソニックGF3

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山遊び用カメラ

 

 

オリンパスがカメラ事業から撤退してしまったようですね。世界をリードする歴史ある日本の企業がそのお家芸的事業から身を引いてしまうのは残念です。このカメラはパナソニック製ですがオリンパスと同じ規格でレンズも共有できるものです。マイクロフォーサーズと呼ばれる小型カメラの規格ですが、オリンパスの撤退でこの規格自体の存続を危ぶむ人も少なくありません。

 

カメラ業界の底辺を支える広い購買層はデジカメの登場とスマホの普及で急速に縮小してきました。まずフィルムの消費量が激減し、次に誰でも使えるデジタルコンパクトカメラが大打撃を受けました。撮影枚数を気にせずに使えるデジカメは確かに山でも便利です。そして、いつも身につけているスマホできれいな写真が撮れるならもうちゃんとしたカメラはいりません。ところが、やっぱり構図をしっかり確認したり、絞りの調整を素早く行うには本格的なカメラが必要なんです。もちろん使うカメラに写真の上手下手は関係ありません。操作の楽しさがカメラ好きを喜ばしてしまうのです。

 

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50年以上昔のレンズ、スーパーロッコール45mm で撮影


山で使うカメラは防水機能や耐衝撃性を重視する人が多いですが、そういうカメラほど本格的になってしまうか、逆にシンプルな全天候コンパクトカメラに選択の幅が絞られてしまいます。本格的一眼レフなどは写真撮影が目的でなければ重荷ですし、全天候コンパクトカメラではやはり物足りないものです。いろんな目的がある山遊びでは小型軽量であることが大切で、さらにある程度の操作性も大切です。そういう点ではマイクロフォーサーズのカメラは理想的なのです。

 

写真のパナソニックGF3は数年前に中古を超破格値で購入したものですが、レンズ交換式にも関わらずかなりの小型で山で便利に使っています。どちらかというと初心者用なのですが、十分に撮影が楽しめるしっかりとした機能が備わっています。冬山で使ったらモニターが曇ってしばらく出番がなかったのですが、ある日スイッチを入れると綺麗に直っていました。デジタルカメラは電池不要の機械式フィルムカメラなどに比べれば圧倒的に頼りないのは事実です。だからデジカメは頻繁に新しい物に買い換えるのが楽しむコツですが、2世代ほど古い機種を安値で購入して使い倒すのも有りでしょう。このGF3もまだまだしっかりと使えそうです。