
フィルムの時代から写真撮影はいつでも思い出作りの最強手段でした。ところが最近は動画撮影も一般的になってきてスマホでも簡単に楽しい動画を撮影し保存することができるようになりました。先日、山やスキーでもっと手軽にとアクションカムを購入しました。とはいえ昭和生れの爺サンが箱を開けてすぐに撮影とはいきませんでした。
購入したディバイスをスマホに接続するのは最近の機器では当たり前、家で使う扇風機から山で使うヘッドランプまでスマホが必要になってきました。アクションカムも例外ではありません。問題なのはディバイスとスマホがどういう関係で繋がるのかよく分からないままに作業を進めなければならないことです。今回購入したアクションカムは独立したWifi システムを繋ぎ、スマホのWifi も利用するシステムで、もちろんブルーツゥースも繋がる仕組みになっています。何がどう通信しているのか初めのうちは全く分かりません。きっとそうやって情報も抜かれているんでしょうね。
セットアップが終わっても安心できません。小さいくせに多機能すぎてUI(ユーザーインターフェイス)が複雑です。画面を右に左にスワイプして好みの設定を探し出し、そこに発見できなければさらに上下にスワイプして探します。撮影モードの設定は画面中央部に触れて行います。ちょっと見かけたアイコンにもう一度巡り合うことだけでも大変なんです。
ディバイスが持つすべての機能を理解して使いこなせれば素晴らしいのは確かですが、初心者が箱から出してすぐに使える機能も重要です。それ以上に何故そんなにいろんな機能が必要なのかと不満に思ってしまうのです。写真撮影しかしない人には複雑なビデオ撮影機能を備えた30万円のデジカメはいらないのです。山で使うスマートウォッチならGPS機能と長持ちするバッテリーがあれば十分です。時計で決済したりボイスコマンドをするためのマイクやスピーカーは私にはいりません。
しかし、そういうシンプルな機能しかない機器では企業間のきびしい競争には勝ち残るこることができません。毎回新製品が発表されるたびにあれもできる、これもできるとエスカレートしていってしまうのです。プロや一部のマニヤの間では評価が上がり称賛され、一般には必要のない機能がてんこ盛りになった機器が最高のものとして、多くの消費者に高額な商品が押し付けられる結果になってしまうのです。
メーカー側も多機能がゆえ、発売後にいろいろと問題が生じてそれをアップデートという作業で修正してきます。メーカー自身も多機能問題を自覚しているのが現状です。山の道具では山行の目的やスタイルに合わせて細かな使用目的に応じて道具の細分化が進んでいます。いずれにしてもメーカーに惑わされず、自分は何が必要なのがしっかりと判断できないととんだ無駄遣いになってしまいます。
*今回購入したのは Insta360 Go Ultra です。もちろんC国製。こんなに小さくても綺麗なビデオが簡単に撮れるのは驚き、山やスキーで大活躍間違いなし。