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スント9

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GPSアウトドアウォッチ


以前、カシオのABCウォッチについて書いたことがありますが、今回は現在使用中のスント9について。ちなみに、詳細なレビュー記事ではないのであしからず。簡単な紹介と2年ほど使っての感想です。

 

スント9はGPS機能の付いた腕時計で、ガーミンやフィットビットなどのようにフィットネストラッカーやスポーツウォッチとして使用できる万能アウトドアウォッチです。スマホにアプリをダウンロードしてアクティビティやトレーニングの記録や評価、GPSによるナビゲーションなどを可能にします。もちろんアプリ無しでの使用も可能です。最近は多くのメーカーがこの市場に参入していて種類も豊富です。アップルウォッチなども含めて多くの人が山登りなどに便利に活用していることでしょう。私の場合は、主にジョッギングやウォーキングなど日常エクササイズの記録、登山やスキーのナビゲーションと記録などに利用しています。一日あたりの歩数やカロリー、睡眠のクオリティなどもチェックしています。

 

以前は手持ちのGPSを山に持っていったこともありましたが、ルートのダウンロードなどが面倒なのと、電池があまり持たないことなどで腕時計式に切り替えました。スント9は最新のアップデートでナビの利用が170時間まで延長されました。ゲレンデスキーでは何回リフトに乗ってどれほど滑ったのかがすぐわかるのでとても便利に使っています。スント9には残念ながら地図の表示はできませんが、前もって予定ルートをダウンロードしておけば破線にてルートを追って目的地に到達できます。登山道以外でもルート設定が簡単にできるので重宝しています。地図も無料アプリに含まれ、もちろん日本の山岳ルートでも設定が可能で、たまに日本に帰ってBCスキーなどをする時などにも活躍します。

 

今ではほとんどのGPS時計に同じような機能がありますが、スント製品はシンプルなオペレーションシステムが特徴で、超多機能なガーミン製品などと比べると大きな違いがあります。同じプラットフォームの時計に少しづつ違った機能を追加して異なる製品を提供するガーミンとは違い、大幅なアップデートを繰り返し機能を上げていくスント製品には企業のポリシーと開発者の哲学が感じられるのではないでしょうか。過去に使用していたスパルタンでは頻繁なアップデートによって2年後にはまったく違う製品と進化していました。

 

とはいえ、ガーミンのフェニックス6シリーズなどは普段使いの時計としてのデザインも素晴らしく、スマートウォッチ機能や豊富な種類でアメリカでは大きな人気があります。スントもフェニックスと同様の機能を搭載したスント7を登場させ、またポーラーやコロス(カロス)などの新製品も注目されています。韓国製品や中華製品も選択肢に加わり気に入った製品を選ぶのが困難になっていますが、どれも使ってみればばやっぱり便利。山でも積極的に取り入れたい装備のひとつではないでしょうか。