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ヘリノックス チェアーゼロ

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登山用携帯チェアー


 初めはこんなのいらないなと考えていたのに、使ってみると便利で手放せなくなった物がたくさんあります。登山用のストック、充電式の小型ランタン、GPSウォッチなど、どれもが必ず必要というものではありませんが、持っていくと絶対便利なものです。その最たるものが超軽量折り畳み式携帯チェアーです。

 

ヘリノック社製のチェアーゼロは超小型でその重量も500グラムほどです。テントのポールのように伸縮性のあるコードで繋がったフレームに軽量ポリエステル帆布を張って、あっという間に組み立てることができます。ちょっと頼りなさそうですが120キロの体重まで使用が可能です。ヘリノックス社はDACというアルミ製テントポールの開発会社から生まれたようで、DACの優れた技術がヘリノックスのチェアーにも生かされています。私はテントのポールというとイーストン社製のものしか知らなかったのですが、アウトドアの小さな市場でもやはり競合する企業は存在するんですね。以前、YKKの工場見学に行ったとき、ダントツだった世界シェアが中国企業の猛攻に奪われつつあると聞いて驚いたことがあります。どんな業界でもやはり油断大敵で安心はでききないようです。

 

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組み立て手順もプリントされています


日本人は床に座る文化があるのでテント泊で地べたに座り込んでもそれほど不便は感じないようですが、焚火なんかの時は腰掛けるのに便利な手ごろな倒木や石を探してしまいます。そんな時に自分だけチェアーゼロに座ってリラックスしてしまうと仲間たちの羨望の目は相当なものになってしまいます。何時間も重たい荷物をかついで歩いた後のテント場で椅子に座って焚火を眺めながら一杯なんて、最高の贅沢でしょう。横に小型テーブルなんかあって、グラスやコップをさっと置けたりしたらもういうことはありません。そうやってだんだんと不要な道具が増えていってしまうのです。

 

便利なヘリノックスのチェアーゼロですが、問題点もあります。何といっても小型軽量の設計なので、お尻がちょっと窮屈になってしまうのです。私は特に太っていてお尻が大きいわけではありませんが、長時間座り続けるとどうしてもお尻が圧迫されてくるのです。まあ、座る位置を少しずらしたりすれば多少は楽になるのですが、やっぱりサイズの大きな物にはかなわないようです。それと、寒い時期はけっこうお尻が冷えてきます。そういう時は防寒とクッションを兼ね備えたキルト付きの物がスグレモノです。最近は他社からもいろんなデザインの軽量携帯チェアーが発売されていて選択幅も増えてきました。目的に合った物を選びたいところです。

 

これなんかかなり快適なんですよ!

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