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最新アップデート


デジタル時代になってもうかなりの時間が経過しました。日々使う道具の価値観も変わり、良いものを修理しながら長く使うという習慣もほとんど無くなってしまったようです。ところが昨今のデジタル機器にはアップデートという優れた機能があってちょっと古い道具でもあっという間に改善されて、まったく新しく生まれ変わってしまうこともあるのです。

 

山歩きやジョギングの時によく使用するオープンイヤー式のイヤホンを先日アップデートしてみました。今回のアップデートで音質が格段に改善されたのでした。この機器は主にスマホではなくDAPと呼ばれる音楽専用のディバイスに繋げて使用しているのですが、今まではDAPのパワーに負けて曲によっては歪みが生じて設定を変更する必要がありました。アップデート後はその必要もなくなり、ブルートゥースの接続も向上してとても使いやすくなりました。また以前使用していたGPSウォッチでは複数回のアップデートで新しい機能が毎回追加され改善が進み購入時とはまったくの別物へと変貌していきました。

 

パソコンが普及し始めた当初は搭載されたOSに対し、消費者に不完全なものを提供して消費者自身に改善を促す詐欺だと文句を言う人もいました。不具合はアップデートで修正していくという体制がまだ受け入れられていなかったのです。ウィンドウズOSも当初は新しいものが登場するたびに購入する必要がありましたが、今では無料のアップデートで最新のものに変更できます。使い慣れた古いものがベストか新規のものが優れているかどうかは別問題として、少なくとも新しく改善された機能が無料で提供されることには意義があります。

 

アップデートによる改善の機能はメーカーのポリシーによるもので、外箱のハードはそのままでソフトのアップデートを自社で行い新製品として販売を始めるメーカーも少なくはありません。テスラなどは初めからアップデート機能をオプションとして販売しています。便利になればなるほど状況の変化に応じた細かい対処が必要になり、それを有料とするか無料のアフターサービスとするかは各メーカーの戦略によって違いが出てくるのは当然のようです。

 

山やスキーで使う道具はデジタル機能とは無縁の無骨なハードウエアが殆どですが、将来はピッケルやスキーなどにハイテク機能を持たせ登降や滑降の様子を記録したり、紛失時の回収を容易にしたりする機能が組み込まれるかもしれません。いずれにしても良心的なメーカーが増えて可能な限りアップデートが繰り返される消費者に優しいデジタル環境になっていくことが望まれます。

 

 

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