アウトドアジジ

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山でお絵描き

究極のリラックスタイム

還暦もとっくに過ぎたような年頃になると、どうもおっくうで体にも精神にも力が出ない日が時々出てきます。当然、山登りなどは行く気がしないし、キャンプでリラックスと考えても準備が面倒で諦めてしまいます。それでもやっぱり外で何かしたい、そこで最近発見したのが山でのお絵描きです。

 

「今日は天気が良いし、新緑がきれいなので外で写生にします」わき上がる歓声。小学生の時、すがすがしい5月のある日、図工の先生がいきなり予定を変更して野外での写生授業となりました。考えてみれば外でお絵描きなんてその時以来、当然、何十年も経って年寄りになって描いた絵の出来上がりも小学生レベルのままです。

 

子供の頃は、となりの子の絵をちょろちょろ覗き見したり、ふざけ合ったりしてばかりでした。じっくりと草花や木々を観察したり、そよ風を感じて季節感をしんみりと味わう楽しみなど気づくはずもありません。とはいえ上手に絵を仕上げるにはそれなりの技術を勉強しなければならないし、何よりも画才がなければ話になりません。それでも頑張る力のない時の暇つぶしにはそんなことはどうでも良いのです。ただ楽しみ方に多少のコツはあるようです。

 

まずは、やはり人が来ない静かな場所と時間を選ぶこと(覗かれるのが恥ずかしい) そして寒くもなく暑くもなく、強い風などが吹かないことです。のんびり、ゆっくり散歩のような里山歩きなどを楽しむ時などには最高の機会に恵まれることでしょう。軽量キャンプチェアーは必携です。さらに冷たいビールなどがあれば申し分ありません。ゆっくりと長い時間にわたって腰を下ろしリラックスする理由が絵を描いていることで正当化されてしまうのです。何といってもこのリラックス感が山でお絵描きをする最大の効能なのです。

 

できればやっぱり上手に描きたいものですが、今さら人に習ったりするのも面倒。当分は暇なときにYouTubeの手ほどきビデオを参考にするのが良さそうです。写真撮影のように立派な機材は必要ないし、一瞬の光を追うこともありません。お絵描きでほんとうにくつろいだ素晴らしい時間が味わえるんですよ。