アウトドアジジ

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北海道の危機

インバウンドの弊害

 

今シーズン初めにSNSのグループで「スキー場に外国人客がたくさん戻ってきました」という投稿がありました。外資の侵攻が激しい北海道のスキー場のことでしたので「もう北海道は終わりです」というようなコメントを出したら「投稿内容には何の関係もない、不愉快だ」というお叱りを受けました。しかし、山やスキーが大好きな人達も含めて外国人観光客の増加に浮かれてばかりいられないのも事実です。

 

過去30年にわたり経済成長のない日本ですが、その解決のいとぐちとして目指すのがインバウンド需要です。しかしインバウンド需要だけでGDPの2割や3割を稼げるはずもなく、仮にそれが実現されたとしたらもはや強靭な産業が衰退して周辺国に取り残された貧困国に陥ってしまっているはずです。政府の目指す安直なインバウンド需要拡大は自分では金は出さずに外資に市場を開け渡して自らの労働力を安売りする愚策です。

 

コロナ禍前に札幌から旭川に向かう列車の中、ブツブツと一人で文句を言いながら車内を移動するオジサンを目にしたことがありました。どの車両もC国のツアー客で大変混雑していました。外国人観光客に占領された車内を悲観して憤慨していたようです。政府から見放され内地よりさらに経済の落ち込んだ北海道の人達は大きな利益をむさぼる外資を助ける奴隷労働を歓迎し、違法で法外なオペレーションで地場産業をつぶすインバウンド拡大を許容しています。そのオジサンはただの外国人嫌だったかもしれませんが、植民地化しつつある北海道の現実に気づき始めていたのかもしれません。

 

北海道を代表するニセコのスキーリゾートでは日本人離れがかなり進んで、金のない日本人客は寄り付かなくなっています。マーケットは強い外貨を持ち込むインバウンド客や富裕層へと移行してしまいました。宿泊インフラはもとより将来的にはゲレンデ管理やパトロールなどの現場オペレーションまでも外資が仕切るようになって、安い労働力を追求するコスト削減で利益増収を目指すことになるでしょう。もともと社畜と揶揄される不幸な日本の労働者が外資がしめす最低限のグローバルスタンダードを好条件と錯覚し搾取される可能性は少なくはありません。

 

スキー場や景勝地などの観光名所ばかりではなく外国勢力の北海道侵攻はすでに深刻な事態となっています。水源地の山林は安い価格で買い叩かれ、国防の重要地域のいくつかはすでに外国所有となっているそうです。北海道産の素晴らしいの農産物は親中企業に買い荒らされ海外へ、日本人の口には入ってきません。自国でつくった安全な食物は海外へ輸出し、自分たちは輸入食料に頼るようになってしまいました。

 

アイヌ民族先住民族と認定するアイヌ新法はLGBTQなどと同じダイバーシティな人権養護の拡充を目指す法案ですが、反面、北海道の分断を招くと危惧する人達も少なくはありません。アイヌ民族を北海道の先住民族とするかどうかは別問題として、その活動の中心に他国の影響を大きく受けた活動家が紛れ込んでいることも事実なようです。アイヌ民族の権利を養護し自治権を確立させ、日本からの分断を図ろうとする活動です。

 

外国人観光客が日本を訪れる最大の理由は日本独自の素晴らしさに触れるためです。海外資本に荒らされ日本の根底にある経済力が衰退しグローバル化進めば、やがて我が国はその素晴らしい文化や伝統、豊かな自然を失ってしまいます。自ずと外国人も日本への興味を失い、インバウンドも物見遊山にお買物ツアーと衰退の一途をたどることになるでしょう。私達は様々な情報に数多く触れ現実を見失うこととなく、しっかりとした判断ができる能力を養っていくことが必要なようです。

 

 

* 主要メディア以外の多くが右翼としてまとめられがちですが、幅広く見聞を広めることで騙されずに正しい判断を下すことにつながるのではないでしょうか。

 

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