アウトドアジジ

2分で読める? アウトドアのアクティビティ、道具、自然に関するブログです。

雪山

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雪山

3年前、北海道へスキーに行った時の写真です。バックカントリースキーといってリフト設備のない山を自力で登って滑る山スキーを楽しんだ時の写真です。昨シーズンは驚くような雪不足でこのような景色は望めませんでした。この年はいつものように豊富な積雪がありました。

 

北海道のニセコはもとより、長野の白馬バレーや野沢温泉なども今や国際リゾートとなって毎シーズン多くの外国人スキーヤーやボーダーが訪れます。私も海外に住んでいるのでその1人として数えられることでしょう。日本でスキーを楽しむ最大の魅力は何といってもその豊富な積雪量です。写真のように山肌の尾根は大量の雪で丸くなり、深い笹薮は完璧に埋もれて露出しているのは背の高い木々だけです。このような雪山の景色は世界中でもかなりめずらしい景色なのです。

 

昨シーズンは暖冬で2月に行った長野の栂池高原でもまさに春スキーの様相でした。かろうじてスキー場下部まで滑り降りることができましたが、あちこちに茶色い地面が露出していて、気温が高くシャーベット状の春雪でした。北海道でも笹が露出していてかなり悲しい状況でした。到着した成田空港で会ったアメリカ人の若者に「今年はあまり期待できないよ」と告げましたが、何とか楽しむことができたでしょうか。

 

雪国に生活する人たちにとって毎冬降る大量の雪はたいへんな障害で、今年のような暖冬は歓迎されるべき異常気象だったかもしれません。とはいえ、大量の雪が日本の豊かな文化を育んできたのも事実で、日本に居れば見過ごしてしまいがちな世界に誇るべき独自の自然と文化があることを忘れないでおきたいものです。次のスキーシーズンにはいつものようにたくさんの雪が降って、世界中の人が日本の雪山を楽しめればと今から期待しています。

 

 

 

 

 

 

山火事防止

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山火事防止

 

ヤギの写真がなんで山火事防止?この写真は家の近くの自然公園で撮影されたものです。おわかりでしょうか?ヤギが山火事の原因となる下草や藪を食べてくれるのです。このような自然公園をはじめ、原野に人を入れて草刈りなどの除草や撤去作業をすすめていくのほんとにたいへんです。ヤギなら放牧しておくだけで勝手に作業をしてくれます。

 

ヤギを使った除草作業はゴート・グレイジングなどと呼ばれ専門の業者さんも多いようです。ヤギを働かせる区域には簡易柵をはって管理します。柵にはソラーパネルで発電した電気を流します。人にはちょっと危険な急斜面でも問題なく入り込んで無駄草を食べてキレイにしてくれるそうです。

 

作業効率やコストばかりではなく、自然環境保護のためにも有用性が高いとのこです。人が入って草刈り機などの機械を使えばエンジンの排気ガスも出るし、騒音も大迷惑です。作業員が土壌を踏み荒らしてしまうと土砂の流出が始まります。植物の根が弱り土が流れやすくなってしまうからです。無駄草を食べたヤギの排泄物もそのまま自然の肥料として役立つことになります。

 

大きな庭がある田舎の家のオーナーさんなんかもゴート・グレイジングを利用することがあるとのことです。天気の良い日にデッキチェアーに寝そべってヤギがモグモグ草刈りをしているのを眺めるのは飽きの来ない究極のリラクゼーションかもしれませんね。

 

 

超軽量傘

今週のお題「傘」

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超軽量傘


くっきりした影の輪郭を見てあらためて日差しの強さを確認しました。日本では梅雨で雨対策に傘は欠かせませんが、こちらではアウトドアのアクティビティに日傘がメチャクチャ有効なことが長年住んでやっと気づきました。

 

私の住んでいる南カリフォルニアは冬の一時期を除いて雨がほとんど降りません。そして、なんといっても日差しがとても強いのです。写真を見ればおわかりのように強烈な日差しで野原は枯れ草の山、大風が吹けばすぐに山火事になってしまいます。40度を超える気温でも湿度が低いので日陰に入ればとても涼しく感じます。だから日傘を使うととても快適なんです。

 

日本のアウトドアメーカーのサイトを見ていたら超軽量傘が人気なのを知りました。帰国したときにお店を覗いてみると一般用にも多くの超軽量傘が並んでいました。100グラムを切る物もあるようです。そうだハイキングやジョギングに日傘で使ってみようと思いつきました。安物でしたがさっそく買い求めました。

 

使ってみるとこれが快適!日差しが強烈な日中でもハイキングやジョギングに出かけることができます。軽量なので腕が疲れることもないし、折りたたんでランニングパンツの腰ゴムに差し込んでも気になりません。雨の日でもこちらの人はあまり傘を使いません。ましてランニングで日傘を使う人は皆無です。ジョッギングにはちょっと恥ずかしいけど、超軽量傘は暑い時期の最強アウトドアギアになりました。

時代遅れ? プロトレック

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時代遅れ?

ユーチューブのガジェットビデオなんかを見ているとハイテクウオッチのレビュー物がたくさん出てきます。これは使えるなどといってべた褒めしているものから、まったく使う意味がないとけなしているものなど様々です。写真はもうリタイアして使わなくなったカシオのプロトレックです。

 

この時計は高度、気圧、コンパスの機能がついたABCウオッチです。ABCというのはそれぞれの機能の英語の頭文字をとったものです。ABCウオッチはスマートウオッチなどのハイテク物が出現するまで登山などアウトドアで使う腕時計の代表でした。便利なGPS機能はないし、もちろんスマホとペアリングして使うこともできません。スマホ時代の今となっては時代遅れのガジェットです。

 

スマートウオッチの特徴はなんといってもその多機能ぶりです。GPSで登山コースや行動の様子が確認できるばかりでなく、心拍計やアクティビティセンサーなどによって運動時ばかりでなく、日常の生活リズムを記録しておくこともできます。キャッシュレスで買い物までできます。ただこれらの機能はスマホとダブっているのスマホがあれば使う意味がないということになってしまうのです。

 

便利なスマートウオッチですがひとつだけABCウオッチにかなわないことがあります。電池の持ち時間です。ほとんどのスマートウオッチは1日から1週間程度で電池切れとなって充電しなければなりません。写真のプロトレックはソラー電池が付いているので充電不要で一生使えます。

 

時代遅れのガジェットでも最新物にはない優れた特徴を持っていることがあります。満足して使い続けたいものですが、残念ながら今はハイテクウオッチに乗り換えてしまいました。それについてはまた後日レポートすることにしましょう。それと、カシオのプロトレックですが、今ではもちろん最新のハイテクウオッチがラインアップされています。

 

 

 

梅雨入り

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梅雨入り

 

日本にはまたうっとしい季節がまたやってきました。梅雨入りの知らせを聞くと雨が恋しくなるものです。アジサイの花が咲き乱れ、木々の緑が深まる季節です。日本の原風景ですよね。こちらでの雨は先月の初めに降ったきりです。

 

実は5月に雨が降るのはとてもめずらしいことなんです。4月になると冬まで一滴も降らないのが普通です。家のまわりはこれから枯れ野原状態がずっと続きます。緑はところどころに見られる乾燥にやたら強いオークツリーの葉っぱだけです。街中ならは植樹されたユーカリの木や芝生の緑がありますが、日本のようにしっとりとした濃い緑はとても望めません。

 

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ハイキングに行っても道はホコリだらけ、泥道まで懐かしく思えてしまいます。家にもどってきて靴下をぬいだ素足もすっかりホコリまみれです。ホコリだらけが嫌いな人には防水のハイキングシューズやトレランシューズがおすすめです。雨が降らないのにゴアテックスの防水シューズが便利に使えるなんて変ですよね。

 

ジメジメ、ジトジトの梅雨に暮らす人にとっては毎日快晴の南カリフォルニアの気候は羨ましい限りかもしれません。ところがこちらに住む人はみんな雨が大好き。雨が降るとわざわざ濡れながら散歩やジョッギングを楽しむ人も少なくありません。でも、やっぱり雨が恋しいなんていったら贅沢な悩みなんですよね。

 

 

 

ひとやすみ

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ひとやすみ

 

両足の間にある汚らしい靴は何の靴か分かりますか。ロッククライミングに使う専用シューズです。靴底にはとても滑りにくいゴムが貼り付けてあります。これを履くと吸い付くように岩を登ることができます。クライミングは今度の東京オリンピックでも採用される新しい競技ですよね。

 

オリンピックでは室内で競技が行われます、と思ったらお台場にできる青梅アーバンスポーツパークの完成予想画像を見てみたら屋外ステージのようです。スピード、ボルダリング、リードの3種目が予定されています。

 

ロッククライミング、つまり岩登りはもともと山頂に到達するための登山の一形態なのですが近年になって独立したスポーツとして広がってきました。最近はほとんどの人がクライミングジムで手軽にこのスポーツを始めます。そして、ついにオリンピックにも登場することになりました。日本選手はかなりのハイレベルでメダル候補の選手がたくさんいます。しっかりと応援したいですね。

 

写真はたまに出かける野外のボルダリングエリアです。道具を殆ど使わず、ひとりでもわりと気楽に楽しむことのできます。僕のような年寄でももうしばらくは楽しめそうです。筋力や柔軟性の維持に有効。専用シューズはかなりピッタリとしたものを使うので岩に触れるときだけ使用します。最近はあしゆびが痛むようになったので、ピッタリシューズを履き続けるのが少し苦痛となってきました。ひとやすみの時間が多くなって、ひとやすみが大休止になってしまいます。

 

 

カリフォルニアポピー

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カリフォルニアポピー

カリフォルニアの州花はカリフォルニアポピーです。1903年に承認されたそうです。そして4月6日はカリフォルニアポピーデイで、5月13日から18日の間はポピー週間とされています。写真は昨年春に撮影されたものです。

 

カリフォルニアの春、野原一面に咲き広がるポピー群はまさに圧巻ですが、毎年見られるわけではありません。その冬の降雨量が大切で、雨がちゃんと降らないと春になっても野原はずっと枯れたまま、多少の雨で少しは緑になったとしても花はちゃんと咲いてくれません。昨年は久しぶりにたくさん雨が降ったので満開となりました。ここ数年は干ばつが続いて山にも雪が積もりませんでした。久しぶりの大開花でした。

 

ポピーはケシ科の植物で、庭先に勝手に生えていたケシが違法薬物の原料だったということもありますよね。カリフォルニアポピーは適法で無害なのですが、鎮静効果があるので睡眠不足の解消などにサプリとして使われこともあるそうです。もちろん承認を受けた薬というわけではないので、どれぐらい服用すれば効果があるのか、逆にどれぐらいで害がでてくるのかなどの詳しい研究は不足しているようです。サプリメント製品というのはけっこうマユツバ物が多いので怪しい商品などで無駄使いをしないように注意しないといけません。

 

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満開の年は花見にでかけたいものですが近くで見ようとするとこれがたいへん。一般公開されているところは予約をして集合場所に出かけてシャトルバスに乗り換えたりすることも必要です。満開になっているところはほとんどが私有地となっていて、かってに入れば鉄砲で撃たれるかもしれません。住んでいる人にとってはたくさんの車が狭い道に入ってきて迷惑この上ないですものね。